「わくわく」さえあれば
もうすぐ20代も終わり。
でも、好きなことはずっと好きだ。
西荻窪に住んでいた時、焼きとり よね田の白レバー串が大好きだった。
その日も白レバー串を食べに行った。
悩んだ時、気分がモヤモヤする時、一人で飲み屋に行く。
カウンターにはおじさまとお兄さんがいた。
私と彼らは初対面だったのだけれど、「これどうぞ」「じゃあ、これも」と各々のお気に入りメニューを分け合った。
おじさまは写真家、お兄さんはクラフトアーティストだった。
私はその時、自分に自信が持てなくて、自分のやりたいことは何かと悩んでいた。
そんな時、彼らがとてもキラキラして見えた。
「いいなあ」
ポツリと私は言っていた。
彼ら二人は笑ってこう言った。
「やればいいじゃない」
言い訳がましい私は、その時は理由を探していた。
『わくわくすること。』
それさえあれば、始める理由には十分なんじゃないか。
ただ、それだけ。
きっと、何かが変わる気がする。
きっと、わくわくすることが起きる気がする。
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